Column.13 道のり


道は一つではない

その職業に就くために、どんなルートがあるかです。

求められる資格や、専門知識。それを学ぶには、どこに行けばいいのか。この整理ができていないと行き止まりの道を進んでしまいかねません。また、せっかくやってみたいと感じた仕事が見つかったのに、その仕事につながる道を知らずにあきらめてしまうことほど悲しいことはありません。

例えばですが、スクールカウンセラーという職業があります。学校で、子どもたちが抱える悩みに寄り添って、心のケアをしていく心理の専門家。この職業は、臨床心理士という心理の専門資格が要件になってくることが多く、臨床心理士の受験資格を得るためには、指定大学院の卒業が必須になります。大学院も、大学を卒業してすぐに進む方と、社会人として働きながら通う方法もあります。今後は、公認心理士という国家資格ができたため、どのようになっていくのか、この職を目指す方は動向を注視しておく必要があります。

学校の先生になるには、原則教員免許が必要(大学など必要がないところもあり)です。一般的には大学で教職課程を取って資格を取得。そこから、公立の場合は、県の採用試験を受けて合格して晴れて学校の先生になれるわけです。しかし、教職課程を取っていなくても、一定の条件を満たしていれば、教員資格認定制度を利用し、試験を受けて先生になることも可能です。

保育士であれば、大学で保育過程を履修していれば、卒業と同時に取得できます。もし、保育過程を取っていなくても、専門学校で学んだり、要件を満たしていれば、独学で学んで試験を受けることも可能です。

仕事にたどり着くために道のりを知るには、ネットや書籍で調べることも大切ですが、その仕事を行っている方たちに直接話を聴く事が有効です。出来れば、一人ではなく複数の人に話を聴いてみることをお勧めします。

就きたい仕事を目指す道は一つではありません。時には遠回りすることもあるかもしれませんが、それが経験となって後から活きてくることが多いのです。

道は一つではない

具体的な仕事が決まっていない方も、もちろんたくさんいると思います。その方も、社会人として働いている人に話を聴いてみましょう。今の職業のと出会いやきっかけ、どんな道のりをたどって、今の仕事をしているのか。きっとそこには、仕事との出会いのヒントがあるはずです。