Column.10 仕事の内容を知ろう


その仕事は誰に何をする?

前回は職業理解の目的についてお伝えしました。(前回の内容はこちら

今回からは、職業の何について調べて理解していけばいいか、その目標について話を進めてまいります。その第1回目は仕事の内容。

仕事の内容とは皆さんが実際にその職業に就いて、『「何」を用いて「だれ」に「何」をする仕事か』です。この理解があいまいだと、実際に職に就いてから「こんなはずじゃなかった・・・」という残念な結果になってしまいます。

使うものは?

まず、扱う対象は何か

「人」なのか、「モノ」なのか、「情報」なのか、「お金」なのかです。

例えば、学校の先生であれば、対象は生徒、つまり人になります。人に対して教育をする。これが先生の仕事です。

しかし、人を扱うだけなので、その他は考えなくていいかというとそうではありません。生徒の成績も管理しなければならないため、情報も扱います。

また、人といっても、生徒だけではなく、その保護者や他の教員とも関わりもあります。子どもが好きだからと言って、子どもだけと関わっていればいいというわけではありません。

さらに、単に授業を教えるだけではなく、年間の授業の組み立てなどの考えることや配布物・テストの作成など事務的な作業も行わなければなりません。

正しい仕事の実際を知ろう

私がよく相談を受けていると、人と接するよりも一人でこつこつとやることが好きだから事務を希望しますという方がいらっしゃいます。ですが、実際の事務の仕事はどうでしょうか。

一般的な企業の事務職は情報、またはお金を扱い、人と接しないイメージがあるかもしれません。しかし、仕事はそれだけではなく社内や取引先とのやり取り、電話や来客の対応など人と接する時間はとても多くなってきます。

ITのエンジニアでもそうです。PCに向かってひたすらキーボードを叩いているわけではなく、お客様と打合せを行い、相手のニーズや課題が何かをしっかりとつかむ仕事もあれば、システム全体の設計をする方もいます。

要するに、大枠として、何を扱い、誰に何をする仕事かを把握し、さらに、その仕事に就いた際に、自分が何をする可能性があるのかを、できる限りで構わないので洗い出して把握しておくことで、「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができます。