Column.7 行動

あなたは何をしましたか?

前回は思考についての整理を行いました。今回は、思考に基づいて実際に何をしたか、その行動についてです。

行動とは、体を動かしてアクションを行うこと。経済産業省が社会人に必要な基礎的能力として「社会人基礎力」を提唱しています。その中で、前に踏み出す力として、実際にやるという実行力が挙げられていることからも、社会では、あれこれ考えるだけではなく、行動に移す力が求められています。皆さんはどんな行動特性を持っているのでしょうか。

行動を書き出してみよう

ここまでの経験について、どんな場面で、どんな状況で、どんな立場で、どんな思考をもって、“何をした”のかをしっかりと整理してみましょう。

例1 アルバイト

場面 | 接客アルバイト

立場 | 3年目

状況 | 昼間の忙しい時間帯

思考 | 顧客をいかに待たせず、スムーズにやりくりするか

行動 | 周囲の状況をみて、作業が重ならないように動いている。

      周囲に積極的に声かけを行っている。

      次に何をしたらいいのか段取りを考えて空いた時間に準備を行う。

例2 部活

場面 | イベント企画

立場 | 副部長

状況 | 新規イベントの企画会議

思考 | 部員全員に参加意識を持ってほしい

行動 | 意見を言いやすいように、自分から話しかける。

      意見が対立した時は、双方の意見をまず客観的に聴く。

      話し合いの状況が見えるように付箋を使用することを提案。

こうして整理してみると、ただ考えるだけで終わらずに実行できることと、その行動傾向が客観的に見えてきます。この方の場合は、自分で何もかもやってしまうのではなく、周囲に働きかけて巻き込んで一緒にやろうとする傾向が見えてきます。

あなたはいかがですか?

<行動整理>

場面 |

立場 |

状況 |

思考 |

行動 |

特性の両面を見る

行動特性は、書類や面接ではなかなか見えにくい項目です。しかし、実際の職場では、行動しないことには仕事は進みません。行動できるかどうか、どんな行動をするかはその後の成長にも大きく関わってきます。自分自身の行動特性をどれだけ相手に伝えられるかがポイントになってきます。採用側は、応募者が入社後にどんなことを考えて、どんな行動をするかが知りたいのです。

行動の特性が整理出来たら、その特性が活かされる場面、不利になる場面も考えてみましょう。物事には必ず両面があり、皆さんの特性も長所にもなれば短所にもなってしまいます。自分の特性を理解しコントロールが出来ていることで、その特性を短所にせず長所に利用できることが増えてきます。もしも短所になる場面が分かっていれば、それに対する対策も考えることができます。

自分自身で自分の行動特性がわかっていることで、自分を扱いやすくなってきます。